残業代が一切出なかったブラック企業

新卒入社で料理教室の営業スタッフとして働いていました。土日祝は営業成績が良くなければ休みを取ることは不可、結婚式などで休むことも禁止でした。料理教室の営業時間は10時〜22時だったのですが、定時上がりの時間も22時でした。生徒がいたら22時に上がれるわけもなかったのですが、片付けが遅いだけという理由で残業代は一切でませんでして。タイムカードを切った後に発注をしなければならなかったり、ミーティングが始まったりサービス残業もとても多かったです。店長の許可がないと残業代が出ないので毎月残業代はゼロで不満ばかりでした。料理の授業に立つには勉強会への参加がいるのですが休みの日に行かなければならず、給料は一切でませんでした。交通費も自己負担でしたが、その勉強会に参加しないと授業に立てないので受けざるをえませんでした。当日に講師が休んで突然呼ばれることもあり、ストレスで体調を崩したり精神的に苦しくなったので退職しました。やはり仕事とプライベートとの境目は作るべきだと思いました。

安易なパート面接にありがちなブラック企業の実態

ブラック企業といえば、私も春まで努めていたパート勤務のテレアポ業務は、労務の相談もできない姫路のブラック企業でした。
面接でいきなり明日から来れますか、といわれ、喜んで翌日出社し、研修期間が始まりましたが、募集広告の時給とは程遠い、最低賃金の時給でスタートでした。雇用契約書にサインを促され、文句をいう勇気もなく、流れのままに業務スタートしたものの、研修期間はいっこうに終わらず、3ヶ月経っても、時給は1円も上がりませんでした。先輩のパート社員は、いつのまにか見なくなったと思えば、どうも別の会社に派遣に出されているとわかりました。入社時にはそんな説明はまったくなかったのに、おかしいと思い、ある時、上司に聞いてみましたら、説明したと一点張りでした。
また、毎月のシフト希望も、会社の都合で直前に削られ、明日は来なくて良い、とか今日から月末まで休んでほしいとか、一方的な都合ばかり鵜呑みにさせられていました。少し不満を言おうものなら、みんなの給料が払えなくなったら困るから、と会社都合の理由で押し通されました。
まったくブラック企業に足を踏み入れてしまい、無駄な半年を過ごしてしまいました。やはり安易なパート面接入社には要注意です。労務に相談することもできず、結局、退職時にはどこにも訴えたりしないと念書まで書かされました。ブラック企業恐るべしです。

有給休暇が保証されない会社

正社員として10年以上も働いた後、派遣社員としてフルタイムで2年間働きました。
ほとんどが非正規雇用という職場で、派遣社員の数も多く、いろんな派遣会社に所属していました。親しくなっていろいろ知るうちに、同時期に入社して同じ仕事をしていても、派遣会社によって待遇が多少違うことがわかってきました。
中でも驚いたのは、有給休暇を取る時には、1週間ほど前から申請しなければいけない派遣会社があったことです。風邪で急に欠勤する時は無給扱いになり、さらにその派遣会社では、有給休暇の際の賃金も100%支給されるわけではなく、6割程度しかもらえないということでした。それって違反ではないの?正社員だった時には考えられないことなので、姫路の労務に詳しい弁護士のサイトをネットで調べてみると、労働基準法の規定に違反しているわけではないようでした。それにしても、有給休暇の取得に制限を設けたり、賃金を100%支払ってくれないのは、企業としてどうなの?と思わずにはいられません。隠れブラック企業といってもいいでしょう。
働き方改革が連日ニュースとなっていますが、政府にはこういうベーシックな部分を改善していってほしいと思います。

理想論ばかりいう上司はパワハラ上司!

福祉の仕事はよく、労働時間や実務、労務問題があり姫路の私の勤める福祉施設も「ブラック企業」と言われていますが、多くの場合、仕事内容そのものではなく上司に問題があると思います。昔から福祉現場で働いている人は、「奉仕」が当たり前と思っており、価値観や社会状況が変わった今でも、「奉仕」を求めてきます。

 

例えば、私が勤めていたある福祉施設では、タイムカードがありませんでした。サービス残業が当たり前で、休憩もはっきりととらせてもらえません。労働者の中にもそれは当たり前として受け止めている人が多くいました。
上司の口癖は、「利用者の為だから仕方ない」「お金のために働くのは間違えている」というものでした。

 

ですが、上司の理想論に振り回されて、働かされる方は、たまったものではありません。理想ばかり追い求めていては、福祉労働者にプライベートはなくなってしまいます。仕事の範囲内で、できることをきっちりやるということが仕事の基本だと思います。

 

福祉の仕事をしている人の動機は様々です。ですが、上司は、休日でも休憩時間でも仕事のことを考えるのが当たり前で、休みだろうが何だろうが、仕事のメールや電話をしてくるので、私はストレスで退職してしまいました。仕事内容自体は、やりがいがあり、楽しかったので残念です。
このようなパワハラ上司のせいで、福祉の担い手が減っているのではないかと感じています。

この会社の面接は辞退しました

ブラックの定義というのは、人それぞれかもしれませんね。
私の知人は、労務問題で姫路の弁護士に相談しなくてはならないほど大変な思いもした方もいました。

ちょっと実例を挙げて、ブラックかどうかはわかりませんが、私も過去にこんなことがありました。

ハローワークで見つけた求人で某コールセンターのスタッフがあったので、早速応募してみました。
しかしながら、改めて求人内容を確認して、たかだかただのコールセンタースタッフで月給が23万円から始まり、取扱商品は健康食品、会社のホームページを見ると今ひとつ事業内容がハッキリしない(求人には健康食品を取り扱っていると書いてあったが、ホームページにはその旨の記載なし)。
ググってみたところ、この会社は過去に別の名前でFXのソフトウェア(よくわからないが株関連)を取り扱っていたようなのですが、警察から摘発を喰らっていたことが判明しました。
不安を覚え、この会社の面接は辞退しました。
後ほどこの求人についてハローワークの相談窓口で相談したところ、やはりハローワークでも過去にこの会社が摘発を喰らっていたことを把握していた模様。
申し込んだ時の担当者と、相談した時の担当者が違っていたので、相談した担当者は「自分に相談してくれれば、絶対にこの会社は進めなかった」と言ってました。

残業ではなく日勤兼夜勤状態

労務で軽視されがちな派遣社員として小さな工場に勤務していました。その工場では、人員不足に関わらず受注台数をどんどん増やしていきました。生産台数が増えても人員不足は解消されなかった為、当初は区別されていた検査と生産ラインの組み立て作業も一人で兼務することが当たり前になりました。更に毎日の残業も当たり前になりましたが、その残業時間が異常でした。定時が朝8時から夕方5時。45分の休憩をしてから残業に入りますが、深夜2時までは当たり前でした。

 

更には休日返上で朝方4時、そしてまた翌日8時に出社してまた朝方まで仕事という、まるで日勤と夜勤を休みなく勤務している状態が続きました。過労で頭痛や吐き気もあり体がきついから定時で上がりたいと訴えると、しつこく説得され帰してもらえませんでした。仕方なく限界を迎えながらもまた深夜から早朝に及ぶ残業を続けていたところ、鬱症状も出てきましたが、会社からは何のフォローもありませんでした。会社側の都合が悪くなってきたところで派遣会社の担当者が別の工場を紹介してくれましたが、その時には既に働ける状態ではなく、無職になってしまいました。

訪問介護業界はブラック?

私は訪問介護事業所でヘルパーの仕事をしていますが、この業界はきちんとした雇用契約を結んでいても実質派遣で労務の問題も多く、その実はかなり働き方がブラックだと思っています。
この仕事は1件いくらの報酬制になっていることが大半で、今の仕事は、朝8時30分~9時までの30分の業務と、9時20分から10時20分までの1時間の業務を受け持っています。
30分の業務は障害のあるお子さんを自宅から学校まで送る仕事で、30分なので報酬は900円です。60分の業務は一人暮らしの高齢者の方の家事援助で時給は1400円です。
そのため全体を通して見たら8時30分から10時20分までの2時間弱の仕事で2300円とまあ悪くはないのかもしれません。
しかし問題は1件目の仕事終了から2件目までの移動が1.5キロくらいあることです。30分あるので自転車で飛ばしていけば間に合わないこともないのですが、たまに1件目の仕事が少し長引いたり、大雨で合羽を着て自転車移動で時間をとられることもあります。2件目に少し遅れてしまうこともあり、そんな時は当然終業時間を延ばすことになるのですが、事業所は契約は1件いくらの報酬なので関係ないという態度です。
他にもこの移動のことで困っているヘルパーはたくさんいます。
訪問介護事業所は現在ヘルパー不足が深刻な業界でもあるので、移動時間の問題について全体で考え直すべきだと思います。

休日出勤の強要

葬儀会館に商品の納品をする企業でのことです。派遣で働いていた際に労務問題に直面しました。
扱う商品が生もののため、先にまとめて納品しておくことなどが出来ず、人が亡くなり、お葬式が決まってから、会館から商品の発注がきます。
故に、1日の発注数も読めず、全く注文のない日もあれば、膨大な数の注文を頂くこともあります。
もちろん、お葬式までに商品を届けなければならないので、注文からお届けまで半日も猶予がないシステムです。

会社は、シフト制の勤務体系なのですが、1日の発注数が読めないので、何となくのシフトが組まれています。
自分が休みの日に、複数の会館から同時に注文が入ると、休日にも関わらず、応援要請が来ます。用事を示唆すると、「みんな休みなのに来てる〜」などと、小言を言われます。
応援要請も「休みの方など、手の空いている人は来てください」など、休みの人は、自由がきくからいつでも来れるでしょ?というスタンスです。
もともと、契約している会館の数と、従業員の数が比例しておらず、注文が重なると、確実に全員が納品に向かわないと人数が足りないようになっており、休日出勤前提の勤務体系になっていました。

ブラック企業の職場環境の特徴

私は何度か転職の経験があり、原因は労務環境の過酷なブラック企業によって仕事にやりがいを感じなくなったためでした。ブラック企業は基本的に少ない社員をこき使う方法が多く、すぐに退職をするためまた新規採用するループがあり転職活動をするとキャリアアドバイザーが辞めるように勧めることが多いです。企業の職場環境は入社してからしばらくしないと分からないことも多く、経営者や社長が変わってブラックになることもあります。

ブラック企業は上層部の社員は時間を守らず、出社してもろくに仕事もせずに監視するだけのことが多いものです。基本的に上層部はコネ入社が多い傾向があり、どのようにして人件費を減らして利益を上げるか考え中間管理職以下の社員が苦労する構図になっていました。

ブラック企業の職場環境の特徴はやはり上層部の社員が偉そうに振る舞う傾向があり、謙虚さがないためすぐに勘付くものです。しかし、このような場合は退職することを伝えると嫌味を言われ、一筋縄ではいかないために苦労しました。

ブラック企業に就職したら最低な結果になった

建設会社の施工管理職を希望して入社しました。
その会社は、派遣労務や企業労務の弁護士が驚くほどのブラック企業中のブラック企業でした。

入社当日午前8時から深夜2時まで仕事をさせられました。
初日はどこの会社でも残業は無しか、少しだけなはずです。

その会社での残業は毎日6時間前後あり、入社1ヶ月の間で残業と休日出勤を合わせて、働き必要のない仕事の時間が200時間を超えました。

休日出勤の日だけ夕方に帰らせてもらえるものの、本来ならば休みです。

初めての給料を見て驚きました。

手取りが19万円だったのです。

残業時間、休日出勤の分は1円も支払われていなかったのです。

社長に直接残業手当や休日出勤のこと、計算が合わない旨を伝えました。

驚くべき回答が返ってきました。

「入社して間もない能力もない人間に払う義務がない。勉強をさせてやっている。支払うに値するようになれば支払うこともある」と言ったのです。

すぐに労働基準監督署に連絡をして、本来貰えるはずの金額を計算してもらい、退職届と共に提出しました。

すると、「会社を辞めさせない。うっとうしいことを言ってきたから給料も払わない。タダ働きで数ヶ月働いて反省して頭を冷やせ」と言ってきました。

私は、話にならないので会社を辞めると書いた退職届を会社宛てに送り、労働基準監督署から指導をしてもらったのですが、「辞めることを認めていないから無断欠勤をしてる。損害賠償を払え。俺を腹立たせたから謝罪文を書け。」と1ヶ月毎日言われ続けました。

警察にも相談し、しつこいので書く必要もない謝罪文を書き、2ヶ月後にようやく辞めることができました。

払われるべきお金は諦め、もう二度と関わらないように引っ越しもしました。