正社員として10年以上も働いた後、派遣社員としてフルタイムで2年間働きました。
ほとんどが非正規雇用という職場で、派遣社員の数も多く、いろんな派遣会社に所属していました。親しくなっていろいろ知るうちに、同時期に入社して同じ仕事をしていても、派遣会社によって待遇が多少違うことがわかってきました。
中でも驚いたのは、有給休暇を取る時には、1週間ほど前から申請しなければいけない派遣会社があったことです。風邪で急に欠勤する時は無給扱いになり、さらにその派遣会社では、有給休暇の際の賃金も100%支給されるわけではなく、6割程度しかもらえないということでした。それって違反ではないの?正社員だった時には考えられないことなので、姫路の労務に詳しい弁護士のサイトをネットで調べてみると、労働基準法の規定に違反しているわけではないようでした。それにしても、有給休暇の取得に制限を設けたり、賃金を100%支払ってくれないのは、企業としてどうなの?と思わずにはいられません。隠れブラック企業といってもいいでしょう。
働き方改革が連日ニュースとなっていますが、政府にはこういうベーシックな部分を改善していってほしいと思います。
カテゴリー: 給料
訪問介護業界はブラック?
私は訪問介護事業所でヘルパーの仕事をしていますが、この業界はきちんとした雇用契約を結んでいても実質派遣で労務の問題も多く、その実はかなり働き方がブラックだと思っています。
この仕事は1件いくらの報酬制になっていることが大半で、今の仕事は、朝8時30分~9時までの30分の業務と、9時20分から10時20分までの1時間の業務を受け持っています。
30分の業務は障害のあるお子さんを自宅から学校まで送る仕事で、30分なので報酬は900円です。60分の業務は一人暮らしの高齢者の方の家事援助で時給は1400円です。
そのため全体を通して見たら8時30分から10時20分までの2時間弱の仕事で2300円とまあ悪くはないのかもしれません。
しかし問題は1件目の仕事終了から2件目までの移動が1.5キロくらいあることです。30分あるので自転車で飛ばしていけば間に合わないこともないのですが、たまに1件目の仕事が少し長引いたり、大雨で合羽を着て自転車移動で時間をとられることもあります。2件目に少し遅れてしまうこともあり、そんな時は当然終業時間を延ばすことになるのですが、事業所は契約は1件いくらの報酬なので関係ないという態度です。
他にもこの移動のことで困っているヘルパーはたくさんいます。
訪問介護事業所は現在ヘルパー不足が深刻な業界でもあるので、移動時間の問題について全体で考え直すべきだと思います。
仕事の押しつけや見えない圧力を受けた日々
私は大学を卒業してからずっと広告系の会社で契約社員の立場で営業をして働いていました。契約社員という立場だと、福利厚生や社会保険などの制度は利用できるものの、やはりどうしても全体的に正社員よりも弱い立場になるということを実感しながら日々働いていました。
私の勤務する会社では契約社員の場合は賞与もなく、ボーナスもありません。有給の日数も違います。もちろん、正社員の人たちは月収制なのに対し、私たち契約社員は時給制です。そのため必然的に月々の収入額も変わってきます。年収単位で見ればその差は大きく開きました。
しかし、私たち契約社員は基本的には「契約している内容の仕事のみ」を任されるわけですが、そのルールも有ってないようなものになってきていました。
もちろん、本来ならば正社員がすべきはずの契約外の仕事を頼まれる事も多々あり、無責任なことを押し付けられたりもします。もちろん、それにより上司に怒られたりすることも多々ありました。つまり、会社の都合の良い時だけ正社員と同じ扱いを受けました。私たちは契約社員という立場から、それには何も言えずただ従うしかないのです。
どんなに無理難題を押し付けられても賞与はもちろん、如何なる手当すらないというのが現状で不満が溜まってきていました。かつて、「私には責任が大きすぎてこの仕事はできません」と言ったこともありますが、「契約の分際で色々意見言えるわけ?」と部長に言われたことがあります。
これじゃただのパワハラです。それ以降も「契約社員の人たちは…」「社会保険を貰えているだけありがたいと思え」などと、差別的な発言をかなり受けていました。
今は契約している勤務地の仕事以外にも他府県の応援もすることになるかもと言われストレスは溜まり続けていく一方です。
同じ会社に勤めて、契約外の状況であるにもかかわらず、臨機応変に対応し、時には正社員と同じ、もしくはそれ以上の仕事を受け持ってこなしていくのにそこまで言われる筋合いがあるのでしょうか。労務問題に詳しい弁護士への相談も考えました。
私だって好きで契約社員という雇用形態で働いていたわけではありません。できれば正社員になりたいです。それなのにここまで言われると仕事をするモチベーションさえ下がってきてしまいました。
唯一の救いだったのは、同じチームで働いている先輩社員(正社員)の人が本当に可愛いがって面倒を見てくれることでした。しかもその人は正社員だろうが、契約社員だろうが、「同じ会社の同じチームで働く仲間」というフラットな目線で接してくれたので、心の支えになっていました。
そして、ある日、「契約社員」ということがどれだけ不利かを感じる出来事が起こりました。3月の年度末に向けて翌年度の経費削減を考え、同じ契約社員としてずっと仕事をしてきた同僚の契約が更新されないという出来事でした。会社のその「人権費削減」という方針の対象になるのは我々契約社員で、それに対して意見は言えない状態でした。
その時は私は契約を更新してもらえましたが、上司からは以前と変わらない接し方をされるため、退職をしました。
転職後は友人の誘いで友人の働く病院で医療事務の正社員として働いています。心身ともにストレスがなく、楽しく働けています。以前の仕事と比べると仕事環境が全く違います。本当に転職をしてよかったです。
胃潰瘍を煩い、退職を余儀なくされました。
私は東京に住む26歳のジュンです。大学を卒業し、正社員としての雇用を期待していましたがその働き口はなく派遣社員としてIT業界で仕事をすることになりました。時給は当時の最低賃金で、930円でした。
私は仕事を決め、不安な感情に押しつぶされそうになっていました。「第一印象が大事」と思い、出社日前日によろしくおねがいしますとご挨拶のお電話をしました。
電話に出てくださった方はとても丁寧で感じが良く少し緊張が解けました。
年度初めの4月からの勤務で、出社後さっそくミーティングに加わり業務引継ぎを受けました。パソコン操作は得意だったので、HPをFTPを使い更新作業していくこと業務内容もできそうでした。そして、先輩たちも丁寧に接してくれたので、「頑張ろう」と思うことができました。
私が勤務しているフロアには女性が私以外に3人いました。
2人は年上、1人は1歳下の人でしたが皆さんとても優しく、人間関係では悩む必要はなさそうだなと安心しました。私以外にも派遣社員の人は何人もいました。
仕事にも慣れてくると少し余裕ができました。
その中で疑問に思い始めたことがあります。それはとりまとめをすべきはずのの課長の仕事の仕方です。
周りのスタッフも課長に陰口をたたいているようでした。
周りの社員に対する態度がかなり酷いものでした。例えば、自分より年上の嘱託職員の男性に対しての暴言行為でした。
自分の機嫌でどう喝したりバカにしたりと見ているこちら側はとても嫌な気分になり怒りさえ覚えるほどでした。
ある時その事を皆さんに聞いてみると以前からそうであることと、そしてその上司たちもそれを見て見ぬフリをしていると聞きとても悲しくなりました。
私の契約期間は年度末更新だったので、3月末までの契約でしたが、年末になった頃、係長に延長の申出をいただきました。
4月からは時給も上がるとのことだったので受けしようと考えました。しかし、1つだけどうしても我慢できない点がありました。
それがその課長です。私自身も派遣社員であったので、どんなに精一杯仕事をしても罵声を浴びせられることがありました。まさにパワハラだし、ブラック企業の代表例だったと思います。
「派遣のくせに」「お前は所詮派遣なんだから」と差別的な暴言も何度もありました。私と同じフロアのそれ以外の同僚たちは正社員や派遣社員など気にせず本当によくしてくれたのですが、課長の存在がどうしてもネックでした。
その時係長に課長への不満を話しました。係長は「何とか改めてもらえるようにあたってみる」と言って、その言葉を信じて契約延長を受け入れました。しかし、3ヶ月経っても半年経っても変わることはありませんでした。
私もその間何度も差別的発言をされました。係長に課長からのパワハラが何も変わってないことも言いましたが、うやむやな返事をされました。私の心はそのストレスかはどんどん病んでいき、胃潰瘍になり食事がとれないほどになりました。医者からも転職をすすめられました。
大好きだった同僚にこの労務状況で胃潰瘍になったことを相談するととても残念がってもらえたのが唯一の救いでした。何とか残れないか説得もされたのですが、今後その係長がいる空間で仕事するのは本当に嫌で耐えられなかったのでその翌3月に契約を更新せず、退職することに決めました。
給与支払いが何度も遅れた
私は転職活動をしていて、ようやく決まった職場がブラック企業でした。
入社して2カ月目の給与が、給与美に振り込まれていませんでした。
翌日、会社に行くとその話で持ちきりでした。
結局、給与日の翌日に振り込まれていたので、この時はそれで何とか解決しました。
私は今まで勤めた会社で、給与が遅れるということがなく、初めての経験で少し驚きました。
しかし、採用が決まった時から、理由はわからなかったのですが、常に不安を感じていました。
もしかしたら、すでに何かを予感していたのかもしれません。
それからしばらくは、給与は毎月その日に振り込まれました。
しかし、給与支払日が土日、祝祭日にあたってしまうと、そのあとになります。
その為、月によっては翌日や翌々日になることもありました。
しばらくして給与の支払いがまた、遅れることが発生しました。
この時は1日遅れではなく、2~3日遅れました。
私は給与日の2日後に引き落としがあったので、それまでには口座にお金を入れておく必要がありました。
幸い、積立預金が自動的に普通預金に移動するようになっていたので、給与が遅れても何とかすることができました。
私は後で知ったことですが、給与が2か月続けて支払いが遅れると、それを理由に退職できるようです。企業の労務に詳しい友人に教えてもらいました。
さらにこれは自己都合扱いではないので、失業給付も3ヶ月の待機期間を待たずに開始になると聞きました。
やはり不安のある会社へは就職しない方が良いと思いました。